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私の片思いの行方について

 こんにちは。2年スナイプクルーの羽田真知子です。

 今日のブログでは、スキッパーへの憧れについて書きたいと思います。スキッパーになりたいと思うことは誰かに片思いするのと似ていると思ったので、こんなYouTubeの釣りみたいな恥ずかしい感じのタイトルになりました。

 私は1年の夏過ぎからずっとスキッパーになりたいと思っていました。理由はたくさんありますが、まずは自分で舵を取りたい。航海士志望者たるものクルー(乗組員)じゃなくてスキッパー(船長)がいい。自分で船を動かしたい。それと、スキッパーの先輩方への憧れです。まどかさんや田頭さん、五十嵐さん、石井さん、黒谷さんなどかっこいい先輩方をみて、自分もあんなふうになりたいと思っていました。それから、スキッパーになればクルーにはわからないことがわかって、もっとヨットのことを知れると思っていました。スキッパーはヘルムやメインのパワー感から今の船の状態を状態を知れるし、だからこそコントロールロープとか色々試してみればその効果をダイレクトに感じられて色んなことを身をもって理解できるんじゃないかとか、何か危険があった時に舵を切って回避するのはスキッパーだから、そういう時の判断とかスキルも身につけられるんじゃないかとか。もちろんクルーの大切だけど、私はスキッパーになりたい。とにかくスキッパーに憧れていて、どこかでスキッパーという言葉が聞こえただけで反応するくらいでした。

 11月18日のミーティングで、理瑚がスキッパーになると知らされました。悲しかったけど、脈なしは薄々わかっていたのではっきり振られた方が楽みたいな感じで少しすっきりしました。

 こうして私の1年以上に及ぶ片思いは幕を閉じたわけですが(←)、じゃあ今はどう思ってるのかというと、そんなに傷心してるわけでもないです。春合宿も後半戦ですが最近感じるのは、私はまだまだ未熟なクルーで、クルーとしてまだ習得できていないことだらけだということです。一番の課題はコース引き。夏前にぶち当たってから永遠に乗り越えられない壁です。それにもっとブローや風のフレが見えて予想できるようになりたいけどまだ全然だし、ヒールトリムもセールトリムも極めきれてないし、動作もかっこよくなりたい。幸いなことに、このオフが明ける前に色んなヨット関係者の方々と話す機会があり、視野が広がったというか、まだまだクルーとしてやれることがある、同時にできてないことだらけだということに気づきました。そんな未熟な乗組員(crew)が船長(skipper)になろうなんてとんでもない、というのはまあこじつけだけど、何を言いたいかというと今はクルーとして頑張ろうと思っているということです。

 ただ、クルーであってもスキッパーができるようになりたいとは今でも思っています。スキッパー経験があった方が絶対により良いクルーになれると思うし、今後後輩スキッパーと乗ることを考えれば尚更です。それに、4年間ヨット部を続けたのに1人で操船できないようでは、あまりにかっこ悪いです。

 良かったことは、理瑚がうまいスキッパーで、これは敵わんわと思うところです。理瑚はスマートですべりも安定してるし、たまに涼しい顔して先輩をぶち抜くこともあります。なんで私がこんなやつにー(ハンカチ噛み噛み)じゃなくて、これならしょうがないわ、と納得できるみたいな。同時に、そんな理瑚を見ていても、やっぱりスキッパーはかっこいいなと思うこともあります。未練たらたらですね。だけど、私は憧れと未練は一番強い原動力だと思っています。skipper(小型船の船長)になれないならcaptain(大型船の船長)になればいいと1人で大口を叩いてみたり(その前に勉強しなさい)、いつか自分でヨットを買ってビックになると夢見てみたり、、大学の部活でスキッパーになれなくてもこの先チャンスはあるのかなと思ったりしてます。

 話を恋愛話に寄せたりデッキトークに寄せたり長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。これにて私の片思い物語完、です。

 最後になりますが、4年生の先輩方、ご卒業おめでとうございます。2年間本当にありがとうございました!忙しくなるとは思いますが、是非これからも部活に会いに来てください。お待ちしています。

 春合宿も残り少ないので、悔いのないように頑張っていきましょう!!



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